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メンタルケア心理士は独学では目指せない理由

メンタルケア心理士という資格は、平成24年4月に完全に学会認定資格となりました。メンタル学術学会は、内閣総理大臣の所轄のもと、政府から特別機関として認められた学会です。従って、メンタル学術学会が認定する該当する学会は、信頼性が非常に高い資格となっています。
しかしながら難易度それほど高くはない資格となっています。
そもそも、メンタルケア心理士 とは医療・福祉・教育・産業・公共サービス分野における相談援助および心理カウンセリング、心理療法によるカウンセリング業務を行う専門職です。

 

まず、試験の難易度そのものよりも資格を目指すための受験資格の条件が難しくなっています。
受験資格には4つの条件があります。

  1. メンタル学術学会指定教育機関においてメンタルケア心理士講座の受講修了している。
  2. 認定心理士の資格保有している
  3. 産業カウンセラー初級の資格を保有している
  4. 文部科学省の定める4年制大学心理学部、学科または心理隣接学部、学科卒業している

こういった条件のいずれか一つをクリアしている必要があります。
上記2、3、4、の受験資格は非常に厳しく初学者から目指すには無理があります。
唯一、1が現実的であるため、認定講座を受講せずに独学で目指すということは不可能であることがわかります。

 

さらに、メンタルケア心理士の試験内容は、薬に関する知識として、薬理学はもちろん、抗うつ薬などの精神疾患に使われる薬に関する知識も問われます。
また、体の組織や器官についても学ぶ必要がありますし、カウンセラーについての倫理や対応についても学ぶ必要があります。認定された教育機関でメンタルケア心理士になるために必要な知識を学ぶ必要があるので、簡単というわけにはいきません。
メンタルケア心理士の平均合格率は、38.2% です。

 

メンタルケア心理士の受験者数の詳細は公表されていませんが、在宅で受ける試験の中では難しいことがわかります。
年齢別で合格率を見てみると、10代では、2%、20代では29%、30代では、42%、40代では、20%、50代では、6%、60代では、1%となっています。
また、職種別合格率をみてみると、医療福祉関係でも、23%、会社員では、20%となっています。パート・アルバイトでは、16%、主婦の方では、14%です。 自営業の方では、9%、学生では6%、公務員・教員で4%とかなり低くなっています。
メンタルケア心理士は、受験資格が厳しく、それ以外の方は認定講座を受けるのが必須となり、認定講座を受講すれば初学者でも十分取得できる資格といえるでしょう。